大学院生募集
メールによるお問い合わせはこちら


Comprehensive Awareness Modification of Mouth, Chewing And Meal (CAMCAM) program
カムカム健康
プログラム

滑舌チェックWEBアプリの
ご利用はこちら

カムカム健康プログラム
(オーラルフレイル複合予防プログラム)の開発
Comprehensive Awareness Modification of Mouth, Chewing and Meal (CAMCAM) program

食べることは生命維持機能の一つだけでなく、根源的な喜びでもあります。おいしい食事をしっかり噛んで食べることがHealthy Aging(ヘルシーエージング)の秘訣です。ここではわれわれが開発したオーラルフレイル複合予防プログラムであるカムカム健康プログラムについてご紹介します。

1.オーラルフレイルとは?

口腔は、咀嚼嚥下、発音・会話、呼吸、唾液分泌など多くの機能を有します。オーラルフレイルとは、口の機能の些細な衰えを指します。オーラルフレイルを放置すると、口の機能低下が進み、食事摂取や栄養に影響を及ぼし栄養障害のリスクを高めるだけでなく、外食機会が減ることで社会活動性を低下させると言われています。様々な側面からフレイルや要介護のリスクを高めます。

オーラルフレイルって何?

2.オーラルフレイルと食と
の関係

  1. オーラルフレイルと食

    口は栄養摂取の入口であるため、口の機能が衰えると、食べる機能が徐々に障害され、気づかないうちに栄養摂取に支障を来してしまいます。体の健康のためには、栄養バランスの良い食事が重要なのは皆さんご存じかと思います。そして、栄養バランスのよい食事を摂取するためには、健康な口が必要となります。しかし、歯周病で歯を喪失し、口周りの舌や唇の筋力が低下すると、私たちは気づかないうちに噛みごたえのある肉や野菜などの食品を避け、軟らかい食事を取るようになります。肉、魚、野菜の摂取が減り、軟らかい脂質や炭水化物の多い食事は、高カロリー・低たんぱく・低ビタミンの食事となります。このような食事を続けていくと、さらに噛む力が弱くなり、軟らかい食べ物ばかり食べるようになります。軟らかいものばかり食べると栄養が偏り、噛む機能の低下に繋がり、メタボやフレイルへの負のスパイライルに陥ります。

3.オーラルフレイルチェック

私は、食べられているし、口のことで困っていないから問題ないと思っていますか。本当にそうでしょうか。そもそも口の機能の低下は自覚しにくいと言われています。しかし、気づかないままに放っておくと、口の機能は明らかに障害をきたして、食事摂取に不可逆的な問題が起こります。最近は、歯科医院で口の機能を測定できるようになりました。

口の健康力を、身体の体重測定や定期検診のように数値で評価することで、自分の口の機能の状態を把握することができます。まずは、オーラルフレイルのセルフチェックでご自分の口の機能を確認してみてください。

オーラルフレイルチェック
(日本老年歯科医学会HP参照)


質問 選択肢
該当非該当
自身の歯は,何本ありますか?
(さし歯や金属をかぶせた歯は,自分の歯として数えます。
インプラントは,自分の歯として数えません。)
0~19本 20本以上
半年前と比べて固いものが食べにくくなりましたか? はい いいえ
お茶や汁物等でむせることがありますか? はい いいえ
口の渇きが気になりますか? はい いいえ
普段の会話で,言葉をはっきりと発音できないことがありますか?
(または“タ”の発音回数が5秒間で30回未満)
はい いいえ

5つの項目のうち、「該当」が2つ以上あるとオーラルフレイルです。

4.オーラルフレイル予防戦略:カムカム健康プログラムとは?

「カムカム健康プログラム」は、口の健康・咀嚼・栄養をコンセプトとしたオーラルフレイル予防の複合プログラムです。カムカムプログラムでは、噛みごたえがあり栄養価の高いカムカム弁当®︎をみんなで食べながら、噛むこと・口の健康・食と栄養について楽しく勉強することで、自分ごととして口の健康や食事を考え行動変容を促し、最終的に地域のエコシステムを進めていくプログラムです。皆さんが普段から食べている「食事」を通して、口の健康・咀嚼・栄養に関する意識変容を促し、オーラルフレイル・フレイル予防につなげます。

カムカム健康プログラムとは

*カムカム健康プログラムは,JST-SICORP戦略的国際共同研究プログラム(2017-22年)およびAMEDヘルスケア社会実装基盤整備事業(2023-25年)のもとで開発されました。

5.カムカム弁当とは?

  1. カムカム弁当®︎とは、「噛む食感を楽しみながら栄養をしっかりと取る」をコンセプトとして、噛みごたえが出るように食材や調理法を工夫するとともに11)、たんぱく質25g以上、ビタミンD 2.75㎍、カロリー600kcalを摂取できるように工夫した弁当です。   カムカム弁当



噛みごたえの工夫

カムカム弁当のメニューを作成するにあたり、噛みごたえのある食感を付与するために、
1)かたい食材を使う、2)食材を大きく切る、3)加熱時間を短くする、4)水分を少なくする。
の4点を調理の工夫としています。いつもの食事にちょっとした工夫を加えることで、すぐにカムカム食に変わります。カムカム食を食べると、噛むことを感じながら、食事を味わい楽しむことができます。あらためて普段食べている食事や自身の食行動を考え、自宅でできる健康や咀嚼に関する意識付けや行動変容を期待できます。

6.カムカム健康プログラム
の導入

カムカム健康プログラムは、4~6回のプログラムになっています。今まで、日本国内で50以上の地域、1500名を超える参加者とともにプログラムを実施してきました。プログラムへの参加によって、咀嚼・口の健康・食への意識変容が起こり、オーラルフレイルやフレイルリスクの改善、要介護リスクの低下が起こっています(Tanaka M, 2026)。

これらの結果を踏まえて、私どもは、カムカム健康プログラムをどこでも実施できるように、プログラムのノウハウ、講義動画資料、カムカムレシピをパッケージとして提供できるようにしました。自治体向け、企業向け、研究向けなど、様々な展開が可能なパッケージになっております。

ご興味ある方はご連絡ください

一般社団法人CAMCAMヘルスデザイン研究所

研究成果

Tanaka M, Matsuo K, Mikami R, Hidaka R, Funaoka S, Kurose M, Aida J, Kojo A, Masuda Y. Impacts of an app-assisted comprehensive oral frailty prevention program on oral frailty and care dependency risk in community-dwelling older adults. J Nutr Health Aging.. 2026;30(7):100876.
詳しくはこちら>

Hidaka, R., Masuda, Y., Ogawa, K., Tanaka, T., Kanazawa, M., Suzuki, K., . . . Matsuo, K. (2023). Impact of the Comprehensive Awareness Modification of Mouth, Chewing and Meal (CAMCAM) Program on the Attitude and Behavior Towards Oral Health and Eating Habits as Well as the Condition of Oral Frailty: A Pilot Study. J Nutr Health Aging, 27(5), 340-347. doi:10.1007/s12603-023-1913-1
詳しくはこちら>

Matsuo K, Kito N, Ogawa K, Izumi A, Kishima M, Itoda M, Masuda Y: Improvement of oral hypofunction by a comprehensive oral and physical exercise program including textured lunch gatherings. J Oral Rehabil. 48:411-4521. 2021. doi.org/10.1111/joor.13122
詳しくはこちら>

Matsuo K, Kito N, Ogawa K, Izumi A, Masuda Y: Effects of textured foods on masticatory muscle activity in older adults with oral hypofunction. 47:180–186. 2020. doi.org/10.1111/joor.12901
詳しくはこちら>

Kito N, Matsuo K Ogawa K, Izumi A, Kishima M, Itoda M, Masuda Y: Positive effects of physical and oral exercises combined with “textured lunch” gatherings on physical and oral function in older individuals: a cluster randomized controlled trial. J Nutr Health Aging. 23(7):669-676. 2019. DOI:10.1007/s12603-019-1216-8.
詳しくはこちら>

研究関連のホームページ

・JST-SICORP事業

JST-SICORP事業 JST-SICORP事業

・AMEDヘルスケア社会実装基盤整備事業

・AMEDヘルスケア社会実装基盤整備事業 AMEDヘルスケア社会
実装基盤整備事業

滑舌チェックWEBアプリの
利用方法について
How to Use the Lip-Tongue Motion Check

このアプリケーションであなたの滑舌状況をチェックできます。
(This application can be used to check your lip-tongue motion status.Please follow the steps below.)

滑舌チェックWEBアプリの
利用手順

1. 下のボタンをクリックするとマイクの許可が求められるので「許可」をお願いします。

(On the page you are redirected to, you will be asked to allow microphone access. Please click “Allow.”)

2. 「スタート Start」をクリックすると3秒間のカウントダウン後に5秒間の計測が開始されます。
マイクに向かって「タ」をできるだけ多く発声してください
(When you click “Start,” after a three-second countdown, the measurement will begin for five seconds. During this time, please repeatedly say “ta” into the microphone.)

3. 5秒間で30回(6回/秒)を目指しましょう!
(Cut-off value: 30 times/5sec)

5分でわかる口腔機能低下症のYouTubeはこちら

※当アプリは実証事業での利用を目的に作られております
(This application is intended for use in a demonstration project.)

※カムカム健康プログラムについて

Contact お問い合わせ

メールにて
お気軽にご連絡ください。

メールはこちら